香麗志安
お香文化史リサーチ
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和の香りの世界


お香と五感のコラボレーション
香麗志安 感性香


古の人々は、当然のことながらコンクリートが張られていない土の上に生活していたため、匂いには非常に敏感だったと思われます。土の匂いで四季の気配を感じ、風、草花、自然の香りを歌謡、文学、芸術に取り入れていくことに長けていました。

六種の薫物という練香は、四季折々の香りに対する感性を高め、それぞれが作り上げたものです。自然の香りを自らの手で再現、または表現する、というすばらしい芸術性が存在していました。

アロマセラピーで使用される、水蒸気蒸留法によるエッセンシャルオイルは、日本では1980年代に普及され始めたため、その歴史はまだほんの20年ほど。

現在、アロマセラピーほどなじみがないと思われている和の香りの、日本における歴史は実は1400年以上なのです。そして、歌謡、文学、芸術と互いに練磨しつつ、今日に至ってきました。

そこで、香麗志安は、和の香りという嗅覚を介する智慧と他の五感を使用する世界のコラボレーションに注目しました。

人間の情報収集は視覚によるパーセンテージが高く、現代社会ではその傾向はさらに高まる傾向にあり、嗅覚機能は後退しているといわれています。

もともと人間は、五感六感を総動員して、外界の事象をとらえています。

たとえば、果物を購入するとき、どれが甘いか、風味が高いかは、まず見た目、色、つや、匂い、表面の触り心地、重さ、たたいてみた音、試食がある場合は味覚でチェック。もちろん味覚が一番ポイントが高い。

みかんなどは、色の濃さで甘さを想像することも多いでしょう。

このように私たちは、無意識にもいろいろな感性の手段を使って判断しているのです。

本来、嗅覚を言い表す固有の言葉は存在しません。味覚の甘い、辛い、酸っぱい、苦い、塩辛い、という五味を代用しますが、そのほか、私たちは「優雅な香り」「妖しい、怪しい香り」、「悲しい、楽しい香り」というように、喜怒哀楽まで引き合いに出してきます。今一度、香りに関する捉え方を考えて見ましょう。

意識的に五感を活動させれば、物事をとらえる、感じるという感性が磨かれ、より彩り豊かな生活を体感できるのではないでしょうか。

香麗志安では嗅覚を介するお香をベースに、意識的に五感の感覚を連動させ、総合的に感性を磨いていくことを提案しています。

ワークでは以下のような分野から具体的方法を選び、和の香りをどのように表現可能であるか、またその逆に嗅覚から他の世界をどのように表現できるのか、ともに考えてまいります。

視覚

色彩・自然・絵画・文学

聴覚

音色・音階・楽器・音楽分野・リズム・朗読

嗅覚

和・中・洋・世界の香り・いろいろな香り 

味覚

世界の料理とスパイス・マクロビオティック 

触覚

肌触り・ボディーワーク

喜怒哀楽

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