香麗志安

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中国芳香文化史


 日本のお香の起源は中国古代にあります。

鑑真がもたらした漢方薬のほとんどは芳香性があり、香原料でもありました。それらはもちろん焼香、塗香の原料ともなり、漢方薬としての効能も期待されたものだったのでしょう。

鑑真の生きていた唐代は、中国の芳香文化史がまさに花開く時代でもあります。玄宗皇帝は沈香亭を建て、楊貴妃には当時でも非常に入手困難な龍脳をプレゼントしたといわれています。 その唐代の前には、隋、王朝がめまぐるしく交代する南北朝、五胡十六国時代がありました。しかし、その時代は仏教が 着々と基礎固めをしていた時代でもあります。

さて、中国へ仏教が渡来したのはいつで、どのルートを通ってきたのでしょうか?どのような香料を使って、どのような調合をしていたのでしょうか?

ルートを知るには西域、つまりシルクロードを正史や各種史料などを使って調べ、香料の調合については、仏教の経典や医薬書、そして『香譜』『香乗』などを翻訳しながら読む必要があります。それらの史料の中に暮らしております

カレージアの専門は、中国古代史です。特に、春秋戦国、秦、漢代を得意としています。

この時代は、まだ仏教の影響を受けず、中国のネイティブハーブを使用していた時代です。

そして、シルクロード開通以前でも外来の香料は、西南、南海ルートを使って入ってきていたのです!これには、始皇帝、武帝の対外政策の話もしなければなりません。

カレージアはまず、仏教が渡来する以前から使用していた中国香草 とその使用法を明らかにし、シルクロード開通、仏教の渡来から丹念に研究を進めています。

陸・海のシルクロードは、絹やガラスの道だけではなく、香料の道でもあります。今、私たちが使用している香料は、気の遠くなるような歴史を経て、日本へもたらされたわけです。

また、唐代の次の王朝、宋・金・元・明・清、そして現代に到るまで研究の幅を広げております。

関わる分野は、政治、経済、文化の歴史、考古学、香炉の形式の変遷を調べるためには古美術、香草を知るには漢方薬、医学、植物学、分類学、使用法を知るには祭祀、儒教、道教、仏教、民間宗教、宮廷生活など・・・。清朝の女官の見聞も一級資料です。

国内の学術関係の先生方、母校の先生方、中国大陸、台湾の先生方のご助言を頂きながら、ゆっくりとではありますが、その深い歴史を紐解いています。





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